hitsujico

その他の番外|心を埋める(番外編)

もしも京都に行ったなら 〜栄×尚人(4)〜

尚人  栄とキス以上の行為に及ぶ可能性。それを意識した瞬間、尚人は喜びやときめきを感じる以上に――激しく動揺した。  いや、動揺を超えて戦慄と呼んでも良いくらいかもしれない。ともかく尚人にとってこれまで恋愛に伴う……と思われる身体的なあれこれというのは自分ごととはほど遠かった。そ...
お知らせ

拍手&コメント御礼

いろいろあって(一番大きな最近の事件としては、横断歩道を歩行中に車に突撃されたこと)停滞気味でしたが、京都SS少しずつ再開しています。この頃は尚人がマナーを知らなかったり、ちょっとちぐはぐな服を着ていたりしても、それを可愛いと思っていた栄です……。 栄さんって羽多野相手には流行に...
その他の番外|心を埋める(番外編)

もしも京都に行ったなら 〜栄×尚人(3)〜

尚人 「もうじき紅葉の季節だな」  栄がそう言ったとき、尚人はてっきりどこかの都立庭園か、せいぜい日帰りでどこかへ行こうという意味だと思った。 「そうだね。そういえばクラスの子から新宿御苑とか、浜離宮とか紅葉がきれいだって聞いたよ」  行けども行けども高層ビルの世界だとばかり思っ...
その他の番外|心を埋める(番外編)

もしも京都に行ったなら 〜栄×尚人(2)〜

これまでに尚人と旅行に行くことを考えたことがなかったわけではない。だが、なまじ好意を持っているだけに、友人関係でいるうちは尚人を宿泊を伴う遠出に誘うことには用心深くなっていた。  加えて、ふたりが通うT大学は「学類」という大雑把なくくりで入学し、二年生前期までの成績を元に学部を決...
お知らせ

拍手&コメント御礼

「Summer Dressing」のジェレミー視点おまけ、読んでいただきありがとうございました。これからしばらくは京都SSを書いていこうと思います。 ジェレミーの食えなさも長尾の間の悪さも本当にいいスパイスで(失礼)大好きです!ジェレミーのレポートを知った栄が羽多野にどう出るか、...