醒めるなら、それは夢 12. 第1章|1946年・ウィーン
意外にも、というわけでもないがニコはシュルツ夫人の申し出をあっさりと受け入れた。おおかた彼女はひとりで過ごした昨年のクリスマスがどれだけ寂しかったかについてニコに何度も話し聞かせていたのだろう。とはいえ誘いを受けたのは義理立てのためだけというわけでもないのか、クリスマスか、とつぶやくニコはどこか嬉しそうでもある。
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢