悩める童貞と魔法のカップホール そして、はじまりの朝 絶対に眠ったりしないと決めていたのに、ハッと意識を取り戻すと、窓からは朝陽が差し込んでいた。そして、絶対に離したりしないと決めていたのに、俺の腕の中は空っぽだった。 最初に聞かされたルールのとおり、俺の妖精は帰っていってしまった。 最後の夜が終わり、もう二度と俺の前には現れない。 2017.07.15 悩める童貞と魔法のカップホール