拍手&コメント御礼

前々から考えていたことですが、注意書き「小説をご覧になる前に」のページを作成しました。特に「心を埋める」の終盤以降、たびたび地雷報告をいただくようになり、コメントレスやTwitterでサイト運営スタンス、投稿サイトとの住み分けについて都度都度言及してきたところですが、それではどうしても流れてしまうので……。

本日は主に「こぼれて、すくって」第61話感想へのレスです。


  • 尚人が感謝してることが栄に伝わって、ほんとよかったです..!ちょっとジーンと来ちゃいました…
  • 尚人と栄がまた会話しているのがとても嬉しいです! 未生まで、というか主に未生がお手伝いの気配ですね

→このあたりは、拍手お礼ページに置いてある「サマータイムマシン」ともちょっと繋がっている感じです。栄も、悶々と記憶を反芻して尚人を理想化させるよりは、実際に今の尚人と話をした方がスッキリしたのではないかと思います。


  • えっ そこに持っていくの・・・・びっくりです。気付かない私がにぶいのかな

→わたしとしては予想通りだと喜んでいただけるのも、逆に意外な展開だと驚いていただけるのも嬉しいですが……悪い意味での「びっくり」だったとしたらすみません。


  • 今まさに「タイタン」読んでましたので、ここで再登場は個人的にとてもタイムリーでした。日本語で読んだ限りの印象ですが、こんな複雑な要素が頻発の文章を翻訳するのはさぞ大変だっただろう(特に序盤)と思ってましたので、忙しい栄にはまずは日本語で読むことを強くお勧めしたいというのが私の意見です(笑)羽多野と尚人は読書の趣味合いそうだなあとは羊子さんや読者の方々の4人妄想など見て思ってましたが、こういう展開があったのですね

→こちらこそタイムリーです。わたしは太田光さんの後書きは読んだことがないので(今手元にある電子版にも載っていない)次に帰国した時に書店にのぞきに行きたいと思います。

ヴォネガットの翻訳を主に手掛けていらした浅倉久志さんと伊藤典夫さんは、彼らがいなければわたしはヴォネガットもブラッドベリも読んでいないだろうと断言できるくらいの名翻訳者です。言葉遊びもユーモアもペーソスも完璧です! ボアズとハーモニウム、サロとスキップ、そしてこれから読まれるであろう最後数十ページと心抉られる場面目白押しですので是非初読の新鮮な感動を目一杯味わってください。(興奮して長くなってしまいすみません)


  • 以前尚人登場希望のコメントをしたのは私なのですが、軽い気持ちのリクエストというか願望がこのような素敵シーン・素敵展開につながったとは、嬉しいやら恐縮やらです。とりあって下さってありがとうございます

→妄想や「こんな場面みたい」のご希望などすべて楽しく拝見していますが、書くものに反映されるケースというのはあくまでわたしが元々持っていたイメージが膨らんだ結果です。いただいた感想やコメントに過度に引きずられるようなことは決してありませんので、これからも気軽にいろいろ聞かせていただけると嬉しいです!


ここからは地雷報告とその対応関係になりますので、ご関心のある方のみご覧ください。

  • ムーン連載時の栄と尚人が別れ話をしている辺りからサイトの方に飛んで、結末を見て、本編を読むのを止めた口です。ネタバレ防止のためだったとしても、浮気した方が浮気相手と幸せになる結末が地雷な人たちにも考慮して、タグやあらすじを書いて欲しかった。今では尚人が大嫌いです。そのせいで60話から尚人が出てきて(今までは栄の回想だったり、羽多野からの口伝だったので平気でした)、「こぼれて〜」も読む気が失せてしまっています。栄と羽多野がどのようにくっつくのか、くっついた後、羽多野がどう栄を開発していくのか楽しみにしていたのに、本当に残念でなりません

→ここまで楽しく読んでいただいていたのにがっかりさせてしまったことは心苦しく申し訳ない気持ちです。「心を埋める」本編のあらすじを読んで栄と尚人が関係を修復話だと思っていた、という点については近日中に記載を改善したいと思います(ネタバレは譲れないので、それ以外の方法で)。

「心を埋める」は、栄の傲慢モラハラ気質が嫌いだというご意見も、浮気相手と幸せになるのは許せないというご意見もあって、どういう結末でもがっかりされる方はいたかと思います。だったら最初からカップリングを明記すれば、という考え方もあるのでしょうが、同様に地雷報告の多かった栄の受化も含め、最初からあらすじに「浮気の結果尚人と未生がくっついて、栄は羽多野に迫られた結果受けになる話です」と全容を明かすのは難しいです。イコール物語の結末に言及することになり、わたしにとって小説本文を書く意味がなくなるからです。

地雷を避けたいから事前に要素を明かして欲しいという方と、重要な部分のネタバレをしたくないというわたしのこだわりはなかなか折り合えないところがありますので、出来る限りの措置としてサイトの小説ページに注意書きを追加しました。これまでも同様の内容をときたまコメント返しやTwitterには書いてきましたが、それでは流れてしまうので……どのタイミングでも目につきやすいようにしておきます。各投稿サイトのプロフィールからもリンクを張り、特に地雷系の問題が発生しそうな作品についてはあらすじなどでも注意喚起をするようにしたいと思います。これが今できるせいいっぱいの措置ですのでどうぞご容赦ください。