「こぼれて、すくって」第4話。一度は断るけど何だかんだと乗せられて会うことになるというのはいつかどこかで見た光景。生真面目で人の言うことを流せないとこうなっちゃうんだよ、というのと、本人も心のどこかではこの強引な人間に何かを変えてもらえるのではないかと期待しているから。なのかもしれません。
本日も拍手、メッセージありがとうございます。誤字系のご指摘には感謝しながら早速反映しました! 感想部分へのレスは↓からどうぞ。
- 羽多野登場
→前回更新にて声だけでしたが! そして今回も声だけですが(距離はそれなりに近い)! 次回はちゃんと出てきます。
- 栄の境遇が可哀想なので頑張れ
- 栄はもうちょっと周囲に頼ることを覚えれば……
→万事能力に恵まれている+努力家でやってきたので、人と比べて上手くできないという経験に乏しい栄です。オーバーワークで倒れたことでチームで仕事をする意味については多少は(本編で)学んだはずですが、それはそれ、これはこれ。栄にとって「できない自分」に向き合うのは人生初の経験です。誰もが一度は経験することがやや遅すぎただけなのかも。
せっかくの立食パーティなのでローストビーフ食べて周囲とくだらない話でもすればいいんでしょうけど、それを格好悪いと思ってしまうのが栄なのです。器用そうに見えて、貧乏くじも引きがち。
- 王子と田舎娘
→こちらは拍手お礼の栄×尚人なれそめ編のその後希望ということで。ご想像いただいたとおり、栄は「マイ・フェア・レディ」のヒギンズ教授ばりに張り切って尚人に都会の歩き方や自分の洗練されたライフスタイルを手ほどきしていたことでしょう。友達以上恋愛未満のかわいい二人もいつか書きたいです。
- 笠井志郎だけは許せない
→絶対悪は書きたくないので、どんな人物にもどこか良心や憎めない要素を入れるようにはしている「つもり」なのですが、やっぱり笠井父の過去は……駄目ですね。選挙に落ちて、大人しく見えてしっかり者かつ太い実家を持つ嫁に首輪をつけられている状態ではありますが、それでも過去が許されないというのはごもっともかと。作者としては逆に良い部分をあまり作ってやれなかったことに申し訳なさを感じるキャラではあります。ただあんまり浪花節になるのもどうかと思うので、彼には憎まれ役を全うしていただきます。