「こぼれて、すくって」完結しました。当初30話程度を1ヶ月くらいでさらっと書き上げるつもりでいましたが、結局(プロローグから第1話まで間隔が空いたので実質)4ヶ月弱、それなりの長編になってしまいました。無駄に長くなりすぎなのは悪い癖ですが、「心を埋める」開始当初から楽しみにしていた羽多野と栄のお話をじっくり書けて良かったです。
ウェブ拍手、コメント、メールフォーム、Twitterなどからの応援も嬉しかったです(誤字の多かった75話ですが、ご指摘いただいた分は全て修正しました)。幸い羽多野も栄もたくさんの方に可愛がっていただけるキャラクターに育ち、日々いただく感想やコメントを通じて皆さまとワイワイお話ししながら書くの、とても楽しかったです。
予告しているとおり、「心を埋める」シリーズの番外はまだまだ(羽多野視点のあれこれ、未生×尚人番外その他諸々と)続きますので今後もちょこちょことサイトを覗いていただければ嬉しいです。年内は他の作品の番外(先延ばしにしていた「醒める」と「死に神」合同番外)や電子書籍用書き下ろしなどと合わせてのんびり進めつつ次回連載のプロットを練っていきたいです。本当にありがとうございました!
本日のコメントレスは以下よりどうぞ。
- 次回完結なんて寂し過ぎて。羽多野ロスになりそうなので、ムーン行って再履修してきますね( ノД`)…番外編も楽しみにお待ちしてます!
- ついに残り1話ですか!番外編の方も楽しみにしています。本編の羽多野視点も気になりますし、剃毛プレイや口八丁手八丁で栄を調教する話も気になります
- 遂に完結してしまうのですね、嬉しいような寂しいような。他の読者の方のコメントや考察とそれに対する羊子さんのレスを踏まえて本編を読み返すのも楽しそうなので完結後にシリーズを読み返そうと思っています
→無事完結しました。ありがとうございます! 羽多野×栄というカップリング自体が駄目という方もいたんだろうなとは思いますが、楽しんでくださっている皆さまからもたくさんコメントいただけてわたしも楽しい数ヶ月でした。番外もよろしくお願いします!
- 羽多野、風呂から戻ってきたら栄は寝てる訳じゃないですか……再来したこのシチュエーション。さすがにもう悪戯はしないと思いますが、栄を手に入れた(?)嬉しさから、起こさない程度にこっそり頭撫でたりチューしたりしてひとしきり可愛がった挙げ句、「こんなことしてたらいつまでも寝れそうにないな」と思って栄に背を向けて寝たんじゃないかな、と想像して萌えました
→きっとそんな感じですよね。悪戯心よりは愛おしさや尊さを噛み締めている状況かと。背を向けて寝たのは、目を覚ました栄が動揺することを警戒しての羽多野なりの気遣いですね!
- 事後が細かに書かれていて凄くうれしいです。羽多野の献身ぶりも萌えますが、恥ずかしさの余りブランケット被ったり背後から顔を覗き込むなど、栄の行動が何かと可愛くて(笑)
→栄は自分が格好つけてあれこれするのには慣れてますが、受け的な扱いをされるのにはまだまだ慣れていません。「奉仕させている」と自分に言い聞かせていないと恥ずかしくてたまらないのでしょう……。元は世話焼きの栄が羽多野の献身を受け入れるのも、元は超利己的だった羽多野が栄には世話を焼くというのもなかなか良いものだなと。
- 風呂の後の着替えは何気に彼シャツってやつですね。栄のビキニブリーフは後日披露ですかね(笑)。今後も時々はゴム無でやられる気がするので、風呂での後処理もいつかは
- それにしても栄…自分を抱いた男の前でノーパンを選択するとは、無防備にも程がある。受けの自覚がまったくないからなんだろうけど、据え膳でしょ。しかも羽多野は栄の後にお風呂に入っているから、ノーパンだってバレてるだろうし。……羽多野。そんな栄は、自覚させる意味も兼ねて襲ってしまえッ!!
- 今回事後処理させてもらえなかった羽多野は次の機会を虎視眈々と狙っていくんでしょうか、事後処理からのお風呂で第二ラウンドとかやりたがりそう
→言われてみれば彼シャツですね。栄が際どい下着を履くのは別の機会のために取っておきたいと思います! ふたり+ラバーダックのお風呂も夢があります。ちなみに栄は完結までそのままノーパンのままでしたが(笑)、あの後何かがあったのかなかったのかはご想像にお任せします。
- 栄は羽多野と関わったことで、高慢モラハラ攻めから、ツンデレに見せ掛けた包容受けに進化した気がする…。可愛いっ!
→まさか栄にこれだけ「可愛い」という形容がつく日が来ようとは。もちろん羽多野と関わる前の、尚人との八年間があってこその今の栄ではあるのですが、本人にとっても落ち着くところに落ち着いたのではないでしょうか。尚人相手だとモラハラになる言動行動でも、栄より万事上手の羽多野が相手だとただのツンデレになるんでしょうね。
- 後はお互いの気持ちを言葉で確かめ合うだけでしょうが、羽多野はともかく栄がどうやって気持ちを伝えるかが楽しみです
→「栄なりに」告げてますが、あくまで「栄なり」です。ふたりともいい年なので「付き合ってください」とか「好きです」っていう表現にはなりそうにないので、こういう感じに落ち着きました。羽多野は栄のツンデレな表現も気に入りつつ、直接的な愛の言葉もあきらめてないと思うので、隙を見て何かしら言わせようと頑張るかもしれませんね。
- 羽多野の「栄」呼びは是非!!栄は「タカ」呼びではなく「貴明さん」呼びなのはやはり基本は敬語だから?
- 羽多野はえっちで盛り上がった時だけ「栄」呼びするってありましたが、何気ない日常でつい「栄」って呼んじゃって、呼ばれた栄は、条件反射みたいに身体熱くなっちゃったら、もう完全に調教済みって感じでカワイイと思う。きっと自分の身体の変化に顔真っ赤にして戸惑うんだろうなぁ〜
- えっちで盛り上がった時に「栄」って呼び捨てにするの、超萌えます!番外編でぜひ読みたいです…
→自分のキャラクターの呼び名談義でこんなに萌えるとは……というレベルで萌える妄想ありがとうございます。「貴明さん」呼びはコメントでいただいて、素直じゃない栄のギリギリの妥協っぽくて最高だと思いました。尚人への「ナオ」呼びとは関係性の違いが際立つ感じで。呼び捨てえっちネタは書きたい……すごく書きたいです。
- あと、尚人は激務の栄のこと励まして、逆に無意識にプレッシャーを与えてしまっていましたが、羽多野と付き合ってたら仕事面で悩むことがあっても、「休めばいいじゃん」とか栄を言って楽にしてくれそうですよね。そういう面でも、栄にはピッタリなのかも?
→ですね。若い頃の万能感にあふれた栄×自信のない尚人というのは当時としては完璧な組み合わせだったと思いますが、だんだん噛み合わなくなってしまい……。今の栄には尚人のようなタイプからの素朴な尊敬よりは、(俺の天使的な意味で崇拝はしつつ)上から目線で悩みもわがままも受け止めてくれる羽多野があっているのかな、と。ちなみに羽多野の場合は「エリートを見返す」という野心がぐちゃぐちゃに歪んだ挙句に「栄を虐めつつ甘やかしまくりたい」という妙な性癖に着地しているので笑。
- 二人はロンドンでまた同棲始めるんでしょうか。栄、俺の恋人がいつまでも無職なんて恥ずかしいって言って、でも羽多野があっさり割と良い仕事見つけて、悔しがりそう(笑)
→その辺りエピローグにしっかり書かせていただきました。栄の予想より数段ちゃっかりしていた羽多野です笑。