ちょっとあいだが空きました。長くなったので分割して6話と7話同時更新で「尺には尺を? おまけ」完結しました。本編9話、おまけ7話で結局それなりに長くなってしまいました。明るい話題が少ない今日この頃に、アホエロ話を書けてとても楽しかったです。ありがとうございました。
しばらく「心を埋める」シリーズはお休みして(気が向いたら長尾SS書くかも?)「僕と機械仕掛け」や、どろっとしたあまり長くない新作を進めていくつもりです。羽多野や栄や未生や尚人を気に入ってくださっている方は、夏くらいに様子を見にきていただければ!
- 今更ながら、栄は自分の体型維持などの努力を(好きな)人に見られるのが嫌って、思考がちょっと乙女だなぁ、と思ってみたり。…いや、栄の場合は知り合い全般に見られるのが嫌なのかもしれないけど、トーマスや長尾になら、見られてもそれほど気にしないような気もする…。やっぱり羽多野が色んな意味で特別なんだろうなぁ。
→少女思考(笑)。もともと「試験勉強してないフリで高得点とりたいタイプ」の栄ですが、外見を維持する努力を見られたくないというのは羽多野相手だと特に強い感情かもですね。努力を見られるのが嫌というよりは、羽多野のため(?)に頑張っていると思われたくないのかも。
- それにしても栄は、モラハラ男→高慢王子→ツンデレ→聖母→幼女→乙女って感じで、どんどん可愛くなってる。アラサーなのにサックス関連が初々しい(幼女だ)から、羽多野に翻弄される姿にキュンキュンする…っ!
→こう改めて読むと目まぐるしい変化。でもどれも栄ですね! モラハラ気質も羽多野相手なのでうまくいなされているだけで、彼の中には残ってるはず……。これも破れ鍋に綴じ蓋ということで。
- 結局羽多野の思うつぼになりそうですね(笑)。ちょっとしたチャンスも逃さないのは流石です。(その辺が長尾とは違うのでしょうね…)
→長尾は羽多野に弟子入りした方がいいかもしれません(笑)。あれだけチャンスに弱いと一生幸せになれない……そんな幸薄さも書いていて楽しい部分ではありますが。
- 心を埋める、大好きです。ものすごくどうでもいい自分語りなのですが、何回か読み直しているうちに自分と栄がすごく似ていることに気付きました。自分より下なら見下す、上なら嫉妬するなどこういう物差しで人をはかっている栄をみていると自分を客観視しているみたいで恥ずかしくなってしまいます…。そんな栄のちょっとした成長や、それでもなかなか変わることのできない根本的な性格は栄の人間としての質感を感じることが出来てすごく好きです。フェチ的な意味でも良いし、自分自身と重ね合わせてカタルシスを感じられるところもめっちゃ良いです…。
→ありがとうございます。栄の人物造形は、それなりに誇張してはいるものの根本的な部分が生々しいのか、嫌われキャラ時代も「嫌いだけど共感できる」というお言葉いただくことがたまにありました。わたしも栄は大好きで書いていてもすごく楽しくて愛しいので、歪みや不器用さや生真面目さなどに寄り添って読んでいただけてすごく嬉しいです。ゆくゆくは、家族や今後の人生にもう少し正面から向き合って、乗り越える話も書きたいなと夢見てますので、気長に見守ってやってください。