その指は甘い、だけではなくて|心を埋める(番外編) その指は甘い。だけではなくて(3)
「プリンって……、作れるのか?」 反射的に羽多野の口を突いたのは、自分でもびっくりするほど間抜けな質問だった。 小巻にとっても博識かつ自信家である元上司の口からこのような言葉が出てくるのはよっぽど意外だったに違いない。アイラインで囲った目を一度ぎょっと見開いて――おそらく内心で「...
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