その指は甘い、だけではなくて|心を埋める(番外編)

その指は甘い。だけではなくて(3)

「プリンって……、作れるのか?」 反射的に羽多野の口を突いたのは、自分でもびっくりするほど間抜けな質問だった。 小巻にとっても博識かつ自信家である元上司の口からこのような言葉が出てくるのはよっぽど意外だったに違いない。アイラインで囲った目を一度ぎょっと見開いて――おそらく内心で「...
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そんなこんなで続きを更新しました。羽多野、横暴で(性的に)無茶しがちですが、なんだかんだと献身的な男です。次回以降は「羽多野、人生ではじめてプリンを手作りする」の巻です……。 栄さん!?!? なんで?!そんなに!?見栄っ張り?! そんなんだから羽多野にいいように遊ばれるんじゃん!...
その指は甘い、だけではなくて|心を埋める(番外編)

その指は甘い。だけではなくて(2)

週が明けて月曜日、夕方になって羽多野のスマートフォンに栄から連絡が入った。 ――急ぎの仕事が入って遅くなります。すいませんが夕食はキャンセルで。ひとりで行ってくれても構いません。「どうしたんですか、デートのキャンセルですか?」「……なんだよ、藪から棒に」 女の勘とはおそろしいもの...
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このあいだTwitterでぼやきましたが、エブリスタに「Day After」を転載しているときに「栄のプリン好き設定でまだ遊べる気がする……」と思い立ったが吉日で作ったお話を書きはじめました。最近の他の小話同様、やまなしオチなし意味なしな力の抜けた話になる予定ですので、力を抜いて...
その指は甘い、だけではなくて|心を埋める(番外編)

その指は甘い。だけではなくて(1)

栄がプリン好きという設定(「心を埋める(第1話くらい)」「Day After (おまけ)」参照)には、まだポテンシャルがあるのではないかと思って書きはじめた小話です。 パタパタとキーボードを規則正しく叩く音。思案しているのかときおり音が止んで、リビングを静寂が満たす。 午前中にジ...