まぶたに蜜|心を埋める(番外編)

23.栄

少しはうろたえるのではないか、申し訳ないという顔をするのではないか。そんな栄の予想に反して羽多野はどこまでもふてぶてしかった。「だったらどうなんだ。誰かさんがどこぞのお姫様みたいに触るなとか近寄るなとか言うから、こっちだってできるだけの配慮はしたつもりなんだけど」 謝罪どころか完...
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「まぶたに蜜」続き更新しました。お気づきだと思いますが、ぐだぐだと話の進行が遅いのは調子がまだいまいちだからです。調子いいときは書く方も中身もテンポよくいけるのですが……涙。今作はもう、こういうものだと思って生暖かく見守ってください。メールにて新年のご挨拶くださった方ありがとうご...
まぶたに蜜|心を埋める(番外編)

22.栄

「ゲイ……?」 一瞬聞き間違いかと思った。しかしジェレミーはこくりとうなずく。 予想外かつ、唐突すぎる告白だ。 自分の志向を隠すためにできるだけ鈍くあろうと努力してきた結果、どうやら栄には多くの同性愛者に備わっているという「同類を見分ける能力」が欠如しているらしい。だから尚人と距...
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やっとやっと、「まぶたに蜜」更新できました。ちょっとスランプ抜けた気がするけど、どうだろう。メールにて新年のご挨拶くださった方ありがとうございました! 優しいお言葉ありがたいです。自然なペースに任せていくとどんどん書けなくなっていきそうなので、(スポーツと同じで)多少負荷かけつつ...
まぶたに蜜|心を埋める(番外編)

21.栄

チクリと首元を何かに刺されたような気がした。ほんの一瞬だったので蚊にでも刺されたのかと思って栄は眠り続けた。朝になって手で触れてみたところ、特に熱も腫れも感じない。きっと夢だったのだろう。 そんなことより、栄の憂鬱は深まるばかりだ。 羽多野の様子がおかしい。普段なら触るなと言えば...