こぼれて、すくって 第35話
帰宅しても気持ちは落ち着かず、ひとりになりたくて栄は夜中にも関わらずかれこれ数十分もバスルームにこもっていた。高めの温度に設定した湯船に浸かっているうちに完全に酒は抜けたのに、頭の中にはほんのりと浮ついたような感覚が残っている。それもこれも、元はと言えば。 ――トーマス、おまえは...
こぼれて、すくって
お知らせ
こぼれて、すくって
お知らせ
こぼれて、すくって