ミカドゲーム|心を埋める(番外編)

ミカドゲーム(6)

言うまでもなく、羽多野は最初から怪しんでいた。 突き詰めれば多分一年くらい前。この家に転がり込んで、栄に少しずつ触れるようになった頃に「自衛官の同僚と食事に行く」と言われた、あのときから面白くなかったのだ。曖昧な感覚ながら、すでに当時の自分は栄に対して執着じみた独占欲を抱きはじめ...
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「ミカドゲーム」の5話を更新しました。勇気を振り絞った長尾、撃沈です……。しれっとした顔してますが羽多野は玄関に聞き耳立てていたのでしょうね。拍手コメントいいね、いつもありがとうございます。感謝です。 あわててる栄、小型犬がきゃんきゃんしてるみたいで最高にかわいらしいですね!この...
ミカドゲーム|心を埋める(番外編)

ミカドゲーム(5)

「すいませんでした、お忙しいところ無理を言って」 トイレを済ませた長尾が玄関先で頭を下げたところで、ようやく地獄のような時間が終わりそうだと栄はほっとした。 しかし気の緩みは余計なひと言を生む。「いえいえ、こちらこそ何のお構いもできず。お礼はそのうちさせてください」 深い意味など...
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拍手&コメント御礼

「ミカドゲーム」続きを更新しています。長尾は彼なりに勝負をかけているので粘りますが、栄はそんな気持ちには一切気付いてはおりません。長尾も、ドア一枚向こうに以前パブで隣り合わせた男が潜んでいようとは想像もしていない。噛み合わない人たちの喜劇としてお楽しみください。コメントや拍手やT...
ミカドゲーム|心を埋める(番外編)

ミカドゲーム(4)

「おい、俺の靴を投げるな」 寝室から響いてくる声は、無視。ここで相手にするとつけ上がってより大きな声で騒ぎ立てるのが羽多野貴明という男だ。こういうときは構わないのが一番。何より栄には余裕がない。 それに「俺の靴を投げるな」という言い分が気に食わない。どの口でそんなことをほざくのか...