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32. 未生

夜も明ける前から部屋を出て行った尚人を見送って、未生は二度寝を決め込んだ。規定のチェックアウト時刻直前に起き出してシャワーを浴び、そのまま大学へ向かうことにする。遅刻はしたものの、出席認定されるぎりぎりの時間に二限の講義に滑り込んだ。やる気の薄い講師の授業をやる気の薄い学生たちが聞いている、いつ見ても覇気に欠ける教室だ。
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31. 尚人

喉の渇きで目を覚ます。ゆっくりと目を開きながら、尚人はまずマットレスの硬さが普段と異なっていることに違和感を覚えた。次に自分が何も着ていないことに気づき、さらに隣に見知らぬ温度があることを認識する。渇きだけでなく喉の奥には軽くひりつくような痛み。そっと体を起こして飲み物を探そうとすると、横で寝ていた未生がもぞもぞと動いた。
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30. 尚人

首筋をくすぐられながら耳に熱い息を吹きかけられる。覆い被さってくる体の圧迫感に、久しぶりに人の重さを思い出した。触れてくる唇や指先は尚人の知るものよりは荒っぽいが、宝探しのようにあちこちを探られると弱い場所はすぐに暴かれる。指先でうなじを撫でられながら首筋に口付けられるとそれだけで体が震え、待てをさせられている腰が甘く疼いた。
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29. 尚人

引き寄せられた尚人の体は反射的に逃げようとした。しかしその瞬間、軽く触れていただけだった未生の手にぐっと力が込もり熱い体に抱きすくめられる。瞬時に拒否の言葉が出なかったことをもって同意と言い張るのはどう考えても強引だ。しかし一度触れたことで口づけを当然の権利だと決めたのか、未生の動きには遠慮も迷いもなかった。
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拍手からのメッセージ下さった方、ありがとうございました。寝取られものを書くのは初めてなので日々至らなさに転げてますが、NTR好きの方にも読んでいただけていると聞いて嬉しいです。引き続きよろしくお願いします。日々拍手を押してくださる方、読みに来てくださっている方、皆さんに感謝してま...