お知らせ

拍手&コメント御礼

週末のご訪問、拍手やコメントありがとうございました。毎日通ってくださっているとのコメントとても嬉しかったです! 出来るだけ毎日更新できるように引き続き頑張りますー。なお映子は、自分で書いておきながらわかりやすい当て馬女子でごめんよという気持ちでいっぱいです。
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35. 未生

尚人の所属する家庭教師事務所の住所は渋谷の果てにある雑居ビルにあるらしい。退屈な午前中の講義のあいだに未生はマップで場所を確認しておくことにした。ついでにふと興味が湧いて社名を検索してみると、すぐにウェブサイトが見つかった。ベスト・チューター・ネットワークという芸のない横文字名の会社は初めて耳にした。家庭教師ならばもっと大手の派遣会社がいくらでもあるような気がするが、尚人にしろ真希絵にしろなぜこんな小さなところを選んだのかという疑問は、サイトを見るうちにある程度解消できた。
僕と機械仕掛けとビビ

第8話

僕の不安をよそに、ビビはその後も変わらなかった。 いつも元気で、ちょっと強引で、ストロベリーブロンドのおさげを揺らしながら僕に駆け寄ってくる。だから僕もそのうちにビビのパパが言っていたこと――ビビが前に重い病気にかかったことがあるという話をほとんど気にしなくなっていった。 どちら...
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34. 未生

優馬を部屋に戻した後も何となく目が冴えてしまい、未生はベッドに横になったまま眠らずにいた。しばらくスマホゲームをして、飽きてきた頃に着信音が鳴る。相手の名前を確かめてから少し迷って通話ボタンをタップした。「もしもしーっ、未生?」
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33. 未生

未生がアルバイトを終えて家に着いたのは日付が変わった頃だった。個人経営の居酒屋でのアルバイトは大学に入って間もなくはじめたのでもう二年目になる。愛想を振りまくのは大の苦手なので厨房希望で入ったはずなのに、若い女に受けが良いとかで最近はホールに出されることも多い。正直不本意ではあるものの、給与に色をつけてもらうということで納得している。