死に神の名付け親

Chapter 2|第34話

「さようなら、用務員さん」「さよなら、また明日ね」 耳をくすぐる賑やかな高い声、そのひとつひとつにラインハルトは「さようなら」と返す。 すっかり真夏のものになった日差しは夕方になり少しだけやわらいで、ようやく外の作業をする気になって校舎外へ出た。勤務先の小学校は少し前に夏休みに入...
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拍手&コメント御礼

一昨日の感想ありがとうございました。ここ数話はいたいけな少年だったルーカスですが、次章では本格的に成長期に入る予定。立派な攻になるまでを見届けていただければ嬉しいです。なお作中での執拗な「ルーカス=美少年」描写は、ややラインハルトによる美化が入っているのではないかと思ったりしてい...
死に神の名付け親

Chapter 2|第33話

考えるよりも前に、言葉が口からこぼれていた。「……きれいだと、思う」 それはルーカスの背負うものを一切考慮しない自分勝手な言葉だ。ただでさえひどく傷ついているルーカスに追い打ちをかけさえするのかもしれない、そんな気持ちが遅れて浮かんでくるが、今のラインハルトにはただ、思うがままを...
僕と機械仕掛け

僕と機械仕掛けと傷痕(5)

お母さんと眠っているときと似ているけれど、どこか違っている。でも、あんなに泣いて、あんなに怖くて、あんなに不安だったはずなのに僕はサーシャの腕の中で気づけばぐっすりと眠っていた。 目を覚ましたのは、周囲がすっかり明るくなってから。ゆっくりを目を開けるまではそこが僕のベッドだと疑わ...
お知らせ

拍手&コメント御礼

感想いただきありがとうございます。ストレス溜まる展開で申し訳ない限りですが、作者がメロドラマ好きなのでついつい登場人物が不幸になったり不幸な過去を持っていたりしがちです。谷の後には山があると思って続きも読んでいただけると嬉しいです。