死に神の名付け親

Chapter 2|第28話

あの日、売却を決めた実家の片付けから戻ったルーカスはいつもと違っていた。うつろな様子でラインハルトの方を見ようともせず、普段の旺盛な食欲が嘘のように夕食もとらないまま毛布をかぶってしまった。そして、あれから十日以上経つが、今も同じような状態が続いている。 同じ屋根の下にいるがろく...
お知らせ

拍手&コメント御礼

昨日も拍手、感想ありがとうございました。しんどいパートは書いている側は盛り上がりますが、読んで下さる方は多分ストレスが溜まると思うので、できるだけスピード感を持って進めていきたいところです。
死に神の名付け親

Chapter 2|第27話

ひどいめまいがする。ふらつく足でなんとか用務員用の準備室まで戻ってきて、電池が切れたように床にへたりこむ。 電球が切れたから替えて欲しいと言われたラインハルトは一年生の教室まで行った。脚立に乗って天井を見上げた瞬間ぐらりと視界がにじんだが、ぎりぎりのところでこらえることができた。...
お知らせ

拍手&コメント御礼

週末は拍手やコメントありがとうございました。「機械仕掛け」の攻受が予想と違っていた! とのコメント下さった方、がっかりさせてしまったでしょうか。書いているとついエゴというか、本文以外の情報を出し惜しみしてしまうのですが、自分自身BLについては読んでいて攻と受が予想と逆だとがっかり...
死に神の名付け親

Chapter 2|第26話

シャツに匂いのきつい薬剤がつくのも構わず、ラインハルトはただ髪の脱色作業に夢中になった。いくら食事を制限したって成長しすぎた体が縮むことなどありえないが、栗色の髪は薬剤を使えばかつてのような金色に戻すことができる。 青い目以外のなにもかもが気にくわない自分の肉体の中で唯一コントロ...