その他の番外|心を埋める(番外編)

Shall we have breakfast together? -おまけ-

鼻がむずむずして、背筋がぶるっと震える。「……っ、くしゅん」 盛大なくしゃみ。これは良くない兆候だと、小鍋をかけたコンロの火をひとまず止めてから尚人は慌てて上着を取りに走った。 原因は明らかだった。まだ肌寒い季節だというのに、バスルームで頭から冷水シャワーを浴びた。風邪を引いたら...
お知らせ

拍手&コメント御礼

未生×尚人のお味噌汁SS完結しました。これから引越しなどなどでばたつきそうなので、その前に完結できて良かった。こちら、Twitterでいただいたリクエストが元になっています。リクエストや小ネタ提案は、タイミングその他ですべてお応えできるわけではないのですが、いつでも歓迎しています...
その他の番外|心を埋める(番外編)

Shall we have breakfast together? -6-

起き抜けからの思わぬ幸運を、未生は存分に堪能した。おそらくは尚人も――いや、目の端を紅潮させたままくったりと伸びている姿を見る限り「間違いなく」といったほうが正確だろう。 尚人のマンションは築年数こそそれなりだが、値段の割に広さがあり、日当たりが良い。さんさんと朝の光が差し込むベ...
その他の番外|心を埋める(番外編)

Shall we have breakfast together? -5-

名前を呼ばれれば、体の奥が燃え上がる。昨晩もしたばかりなのに、まだ朝なのに、触れたい気持ちが膨れ上がって止まらなくなる。なにが穏やかなセックスも悪くない、だ。一皮剥けばやっぱり自分なんて、こんなもの。 おそらく責められることはない。だって未生はただのんびりと朝の時間を満喫していた...
その他の番外|心を埋める(番外編)

Shall we have breakfast together? -4-

学業と勤労に日々追いまくられる苦学生にとって、目覚ましが鳴らない朝の遅寝ほど気持ちの良いものはない。 傍らには心地良い自分以外のぬくもりがあるとくれば、このまま永遠に眠り続けても構わないと思いたくなるくらい――なのだが、うなじをくすぐる柔らかな感触に未生はゆっくりと覚醒する。 ま...