うつくしいあし

第26話

困ったように眉根を寄せて、視線を泳がせて、宇田は必死に言い訳を探しているようだった。ぼくに嘘をつこうとしている彼の姿を目の当たりにすれば、改めて悲しみと怒りが胸に込みあげる。 宇田が好きだった。コンプレックスを受け入れ、癒してくれる特別な人だと思っていた。 でも、何もかも勘違いだ...
うつくしいあし

第25話

「宇田さん最近全然こっち来ないんですけど、元気かなあ。会ったりします?」 よりによってこのタイミングで話しかけてくるなんて。先週までのぼくならば歓迎していたはずの話題だが、いまは宇田の名前にどう反応すれば良いのかわからない。「……ええ、たまに。相変わらず忙しそうですよ」 できるだ...
お知らせ

拍手&コメント御礼

引き続き「うつくしいあし」書いてます。今8万字くらい。10万字以内完結を目指してましたが、どうかなあ。もうちょっとかかっちゃうかもしれませんが、長くとも12万以内にはおさまるはず。これ終わったら「機械仕掛け」を本格的に書きたいし、「夏頃に」と予告している羽多野×栄の準備も本格化し...
うつくしいあし

第24話

「ごめん。なんか急に辞めたり病気になったりで来週のシフトぐちゃぐちゃになってるみたいでさ……」 電話を終えた宇田が部屋に戻ってきたときには、段ボール箱は元どおりの状態に戻してあった。それでも生あたたかい外気を感じたのか、宇田は不審そうに部屋をぐるりと見回してぼくに訊く。「土岐津く...
お知らせ

拍手&コメント御礼

本日も「うつくしいあし」更新でした。いろいろ悩みながら書いてます……ある程度進むと楽になるかなと思いながらやってますが、なかなか楽にならない! けどまあ、出来はともかく書いて完結させることに意味があると信じてるので、このまま最後までがんばりたいです。 宇田くん怪しくて続きが気にな...