醒めるなら、それは夢 10. 第1章|1946年・ウィーン
固く張り詰めた勃起をニコの薄い臀部に擦り付けると、そこから腰全体にじんわりとたまらない快感が広がっていく。最初は遠慮がちに、やがて強く、レオは快楽を追う行為に夢中になった。唇と手での愛撫に、目こそ覚まさないもののニコがもぞもぞと体を動かしはじめる。気づかれてはいけない。今すぐ手を離してベッドから出るべきだ。冷静な自分が警告を突きつけてくる。しかし、まるで長い禁欲生活の反動であるかのように一度火が着いてしまった欲望は御し難い。
