心を埋める 90. 栄
未生のことをやり込めてやったはずなのに、気持ちはひどく疲れていた。家に着いたところで何もやる気にはなれないことがわかっていたから、栄は帰りに弁当屋に寄った。着たままのスーツに皺が寄ることも気にせずソファに横たわってぼんやりしている栄を見つけて、帰宅した尚人は不安そうな表情を見せる。
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