心を埋める 12. 尚人
こういうことは過去にも何度もあったのに、栄の機嫌の良さに舞い上がった尚人は今日こそは一緒に食事ができて、もしかしたらその先もあるのかもしれないという期待を膨らませすぎていた。そして膨らみきった風船に針を刺すように、たった一本の電話で尚人のプランは何もかも無に還ってしまった。
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