醒めるなら、それは夢 51. 第3章|1941年・クラクフ
ニコの大叔母はゲットーで二度目の冬を迎えることができなかった。まずは寒気を訴えて高熱を出し、体にぽつぽつと発疹が出てきた頃にはニコと母親はそれが発疹チフスであることに気づいていた。「お医者さんを呼ばなきゃ」そう訴えるレーナに、母は悲しそうに首を左右に振った。「レーナ、お医者さんを呼ぶ必要はないわ」
醒めるなら、それは夢
恋で死ぬ。かもしれません
醒めるなら、それは夢
恋で死ぬ。かもしれません
恋で死ぬ。かもしれません