醒めるなら、それは夢 49. 第3章|1941年・ハンブルク/ベルリン
夏の休暇にユリウスはほぼ一年ぶりにハンブルクに戻った。とりたてて郷愁があるわけではないが実家以外に行く場所もない。それに、もしかしたらニコから新しいはがきが来ているのではないかという期待もあった。しかし家にあったのはナタリーからの手紙が一通だけで、父が不在の隙を狙って書斎もひととおり漁ってみたが、ニコからの連絡の形跡は見つけることができなかった。
醒めるなら、それは夢
恋で死ぬ。かもしれません
恋で死ぬ。かもしれません
醒めるなら、それは夢
恋で死ぬ。かもしれません