まぶたに蜜|心を埋める(番外編)

44.栄

情熱的に口づけられて、貪るように抱かれて、ときに「こういう気持ちになるのは君だけだ」などと歯の浮くような言葉を囁かれて溺れそうになりながら、ときに羽多野の過去は針のように栄を苛む。 口の上手い男の言うことをどこまで信用していいのか。他に男も女も抱いたことがあって、結婚すらしていた...
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ちょっと間があいてしまいましたが「まぶたに蜜」更新しました。普段は直後にコメント返しするのですが、昨日は眠気に負けてしまったので今さらです。毎度のことですが連続休暇ははじまってしまうと事前のやる気が嘘のようにだらけてしまいます。最近の効率化手段だった「外(カフェとか)で書く」技が...
まぶたに蜜|心を埋める(番外編)

43.栄

酒は一滴も飲んでいない。完全に素面の状態でベッドに入るのは二人にとっては珍しいことだ。 今の栄は、いっそのこと前後不覚なほど酔っ払っていれば良かったのにと悔やまずにはいられなかった。いや――強烈な感覚が下半身から全身を貫けば、そんなことを考える余裕すらなくす。「……っ、ああ」 柔...
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「まぶたに蜜」更新しました。今週も土日両方更新できて一安心です。そして前話にいただいた誤字指摘は反映済みです。ありがとうございました!羽多野が今回使っているのはオーストラリアのFleshlightというメーカーのGo Torque Iceという製品です。国内メーカーだと透明タイプ...
まぶたに蜜|心を埋める(番外編)

42.羽多野

「何って、オナホも知らないのか? さすがお坊ちゃんは違うな」 手の中にあるものを怪訝な様子で見つめる栄を、羽多野は軽口で揶揄する。「そういう意味じゃ、ありません」 からかわれたことを気まずいと感じたのか、栄はごにょごにょと、存在は知っていても実物を見たことないのは普通のことだ……...