うつくしいあし

第19話

宇田のボトムを脱がせようとすると、誘われたように彼の手もぼくの左ももに伸びた。その指先が、断端を覆うシリコンを捲ろうと動く。 義足本体は外してしまったが、断端にはシリコンライナーをかぶせたままだった。ライナーの先端には義足を懸垂するための金属ピンがついているので、このまま密着すれ...
僕と機械仕掛けと思い出

僕と機械仕掛けと思い出(3)

全寮制の学校なんて、冗談じゃない。 一度は前向きなことを言った僕の急な翻意に、おじいさんもベネットさんも驚いたようだった。「アキヒコ、もしかしたらサーシャのことを気にしているのか」 きかれた僕は首を左右に振って否定した。「そういうわけじゃなくて……でも、僕の家はあそこだけだよ。お...
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拍手&コメント御礼

あっという間に6月ですね。そろそろ昼間暑さを感じる日が増えてきたので、エアコンのある職場に復帰したいところです(まだ許可がでません)。思えば昨年は6月下旬に熱波が到来して、40℃超えが続いたんですよね。今年は穏やかな夏になって欲しいものです。本日も「うつくしいあし」を更新しました...
うつくしいあし

第18話

角度を変えながら唇を噛み舌を絡ませ、宇田の歯並びをひとつひとつ確かめていく。これまでのようなふわふわと雰囲気に任せた行為ではなく、はっきりとした了解と根拠になる感情があるのだと思うと気持ちはただ高まった。 右手で後ろ頭をかき抱き左腕で腰を引き寄せ腰を密着させた。狭い玄関スペースに...
お知らせ

拍手&コメント御礼

「うつくしいあし」の更新が続いています。これまでになく勢いだけで押し切る愛の告白ですが、もちろんこれでめでたしめでたしとはいきません。むしろ恋人になったことで土岐津は、これまで遠慮していた宇田の生活にも踏み込もうとしてしまうわけで……ぬるぬるした感じで進んできた関係にやっとスリル...