うつくしいあし

第17話

電話を切って、まずはほっとした。 宇田はぼくを避けなかったし、こんな突然のわがままを受け入れてくれた。それだけで、たとえ宮脇が良からぬ忠告をしていたのだとしても宇田は真に受けていないと信じる助けにはなった。 溶けた氷で水っぽくなったコーラを一気に飲み干して店を出てから、宇田の来訪...
うつくしいあし

第16話

それ以上視線を合わせることも言葉を交わすこともせずに、ぼくは慌ただしく部屋を出た。もしも義足でなければ、そのまま走って逃げ出していたかもしれない。 宮脇が何を考え、意図しているのかはわからないが、そんなもの聞く価値はない。「心配」だとか「忠告」だとかもっともらしい言葉を使ったとこ...
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拍手&コメント御礼

お礼小話の感想などなど(そしてもちろん拍手も)普段よりたくさんありがとうございます。後編も更新しておりますので、未読の方いらっしゃったらどうぞ。今回の小話を書きつついただいた感想を読んでいて、羽多野×栄の次の番外のネタがおぼろげながらできてきた気がします。これ以上並行して書くつも...
僕と機械仕掛けと思い出

僕と機械仕掛けと思い出(2)

日曜日、おじいさんの家を訪れた僕の目の前に一冊のパンフレットが差し出された。「何これ」「学校のパンフレットです」 しらじらしい様子でベネットさんが言う。彼がこういう態度をとるときは、決まって何かを企んでいる。しかも僕にとって嬉しくないことを。十一歳というのはもう、そのくらいのこと...
お知らせ

拍手&コメント御礼

今日は「うつくしいあし」の更新でした。いろいろ並行して手をつけてしまっているので、当面は書けたものから更新、になると思います。金曜にちょっとした事故の結果で拍手お礼を更新しました。さっそく感想いただきありがとうございます。書きながらふと思ったのですが、このロックダウン在宅勤務のス...