醒めるなら、それは夢(番外編)

ウィーン再訪編(5)|1961年・ウィーン

さすが高級ホテルのベッドはマットレスの寝心地も良く、不安や緊張を抱えていたはずのニコもあっという間に眠りに落ちていたらしい。目を覚ますと隣の寝台はすでに空で、寝室にまで香ばしいコーヒーのにおいが漂ってきていた。慌てて起き上がるとリビングへ向かう。すでにテーブルにはルームサービスの朝食がサーブされていた。真ん中にある銀色のコーヒーポットがこの良い香りの出所に違いない。
王子と蝸牛|心を埋める(番外編)

第12話

「本当に羽多野さんって、最っ低ですね……」 ベッドに倒れ込んだ栄が疲れ果てたような顔でつぶやくのを見て羽多野は笑う。「そこは『すごく良かった』って言うところじゃないのか?」 枕が飛んでくるのは想定済みだったから軽々と両手で受け止めた。ヒーティングの効いた部屋で、しかも風呂上りだか...
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拍手&コメント御礼

「王子と蝸牛」だらだらっとした話になってしまいましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。小話書いたら一度「心を埋める」シリーズは小休止で、「醒める」の番外の続き&「機械仕掛け」かな。短いSSは書けた都度あげていくかもしれません。拍手、コメントありがとうございます。...
王子と蝸牛|心を埋める(番外編)

第11話

栄は何も言わなかった。というよりはきっと、どう返事をすれば良いかわからなかったのだろう。そもそも羽多野自身も答えを求めて問いかけたわけではない。 覆いかぶさったままの体を揺らし奥まで進む。前回は余裕なくひたすらに貪るだけだったが、今日はゆっくりとこの体を味わいたい気分だ。すぐに終...
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拍手&コメント御礼

次回で完結します! ながくなっていい(むしろウェルカム)なので、羽多野にはもっとねっとりと栄を可愛がって欲しいですっ!トコロテンしちゃった栄可愛いぃ〜〜!→今回本編のフォロー(羽多野から見てどうだったかの回想)が多めの番外だったので、結果的にえっちがあまりねちっこくならなかったな...