醒めるなら、それは夢 40. 第3章|1939年・ハンブルク近郊
ついさっきまで視界は真っ暗だったが、厚い布地越しに差し込んでくる光のおかげでようやく少しだけ周囲が見えるようになってきた。夜が明けたのだ、とニコは思う。一睡もできないまま夜を越え、朝になった。これまで眠らずに朝を迎えたことなど一度だってないのに、神経が高ぶっているせいか落ち着かない環境にいるせいか眠気はまったく襲ってこない。
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢