醒めるなら、それは夢 20. 第1章|1947年・ウィーン
「それは、何についての『ごめんなさい』なんだ?」詰め寄るとニコは再び目を伏せた。厚いまつげが小刻みに震えていることに気づき、ひどい折檻をしているような気分になったレオは舌打ちをして襟首をつかんでいた手を離す。脚に力が入らない様子のニコはそのまま力なくへたりこみ、ベッドにぺたんと座り込んだ。「まったく、どういうことだ。俺は今までおまえ自身もおまえの言うことも、完全に、無条件に信じてきたのに」
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢