醒めるなら、それは夢 60. 第4章|1943年・アウシュヴィッツ
「どういうことだ、それは!」ユリウスは思わず伍長を怒鳴りつけた。ポーランド占領時にクラクフにいたニコは、そのまま街に留まっているに違いないというのがユリウスの考えだった。ニコのことだから居場所が変われば必ず知らせて来るに違いない。クラクフに住むユダヤ人は全員ゲットーに入れられているはずだから、そこへ行けばニコが見つかるのだと期待してここに来た。
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢