神を屠る庭

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27. さよならと告白

兄の姿が消えてからもしばらく玄関に座り込んだままでいたセスは、自室に戻ってからもとてもではないが寝床に入るような気分にはなれない。 やはり自分は馬鹿だった。犯した掟破りは何もかも、カイに気づかれていたのだ。一体いつ、どうやって。疑問がないわけではないが、兄のいるあの場でうまく嘘を...
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26. 喜び、そして糾弾

羞恥、痛み――そして快楽。与えられたのはセスがこれまでの人生で知らなかったもの、そして、これからの人生でも決して知ることはないと思っていたもの。 クシュナンの褐色の肌はすべすべと滑らかで、触れるとやけどしそうに熱かった。しかしそれがセスの肌と触れ合えば、不思議なことに互いの温度は...
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25. 欲望の先

女たちが鮮やかに染めた布を結び合わせて広場を華やかに見せるための飾りを作っているのを、セスは地面に座ってぼんやりと眺めていた。「よそ者」の契りの儀式の興奮が去り、集落が落ち着きを取り戻したかと思いきや人々は「山の神の祭り」の準備に夢中になっている。普段は乳を搾るため大事に飼ってい...
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24. 祭りの終わり

「……ただいま」 外出から戻ってきたリュシカは珍しく思い悩むような表情をしていた。 セスに頼まれて、リュシカが昼間にクシュナンの小屋に同行するようになってからは、もう何日も経っていた。帰宅するとリュシカは遊びから帰ってきた子どものように、いかにクシュナンが熱心な生徒であるか、クシ...
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23. ひとりには戻れない

思わず吐いてしまった弱音。心の中にただわだかまっていた「怖い」というぼんやりとした感情は文字になった瞬間はっきりとした形を持ち、ぐっと存在感を増したようだった。 セスは自分の書いた文字に怯え、手を伸ばすと急いで白くかすれた文字を指でこすって消し去ろうとした。恥ずかしい。こんなこと...