神を屠る庭

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22. 知られる怖さ

湧き上がるのは単純な喜びで、セスはすぐさまクシュナンに向けて首を縦に振ってみせた。この男が自分と対話したいと思ってくれていることはただ嬉しかった。 しかし帰り道で思考が冷静になるに従って、喜びは得体の知れない不安に変わる。もしも会話が交わせるようになったら、クシュナンと自分はどう...
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21. 愛を見る

左右にはしたなく開いたリュシカの脚。その付け根の真っ白い肌に、同じくらい白い液体が飛び散る様はひどくなまめかしかった。 性に疎いセスにとってはそれだけでも十分刺激の強い光景であったにも関わらず、観衆がはやし立てる声に押されるように、リュシカを膝に載せたままアイクは小瓶の中身を手の...
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20. 契りの儀式

アイクはリュシカに支えられて、陽の落ちた広場の真ん中に立った。 すでに興味本位で集った人々が周囲を取り囲んでいて、遠慮のかけらもなしに二人の全身をじろじろと眺め回してくる。観衆には男が多いが、ところどころに女の姿もあった。もちろん昨晩リュシカを襲おうとしたカイとその仲間たちも最前...
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19. 予感は確信に

日暮れが近づき、広場にはいくつもの|松明《たいまつ》が灯される。 契りの儀式――しかも普段目にすることのないよそ者の交わりを見られるとあっては集落の人々の興味もひときわ高まるものなのかもしれない。会場作りの様子をうかがいに来て、その場に居合わせたアイクとリュシカを遠目に何やら囁き...
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18. 誰にも渡したくない

リュシカが集落の|掟《おきて》どおりに明日の夜「契りの儀式」をすると約束したことにより、それ以上スイを責め立てる理由をなくしたカイたちは不承不承去って行った。「おい、どういうつもりだ。儀式をやるだなんて」 若い男たちの姿が消えた途端に顔色を変えてリュシカを|咎《とが》めたのはスイ...