雨を待つ国 26. 少年王
〈少年王〉に「あなたは、もはや王とは呼べない」と宣告した筆頭賢者は、せめてもの情けをかけるように自らの羽織っていた衣を一枚だけ投げ与えると、いったん北の塔を出て行った。衣類はすべて獣に破られ着用に耐える状態ではなかったので、〈少年王〉はありがたくそれで体を覆った。獣は逃げ筆頭賢者も出て行き、〈少年王〉だけが取り残された。
雨を待つ国
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