心を埋める 47. 栄
「ですから、あなたは説明を果たしたっておっしゃいますけど、そこを着地点にされたら困るんです。地方が大事だって言うなら一方的な説明だけでなく既存の産業や地元の声もちゃんと受け入れてくださいよ」狭い会議室で、身を乗り出してくる男の顔が近い。潔癖気味の栄としては唾が飛んでくるのではないかと気が気ではないが、そんな素振りを見せたが最後、場は収拾不能なレベルで炎上するだろう。
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