神を屠る庭 1. 手の鳴る方へ
誰かが手を鳴らしている。大きな月が明るく照らす夜、遠くから聞こえてくる小さな音に気づいたセスは立ち止まった。そこは普通であればたやすく迷ってしまうに違いない夜の森。しかし代々この山深い場所で暮らしてきたセスの集落の人間にとっては、複雑な地形も夜の暗さもほとんど問題にはならない。彼らにとってこの森は庭のようなもので、月明かりさえあれば昼間と変わらず軽やかに動き回ることができる。
神を屠る庭
サクラ踊る踊る
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