醒めるなら、それは夢 37. 第2章|1939年・ハンブルク
「今日の午後、急に兄さんが連れて行かれたんだ」震えながら事情を説明するニコの言葉はほとんど耳に入ってこなかった。もやのようにおそろしい想像が渦を巻き、ユリウスの頭の中ではっきりした形を作ろうとしている。「――それで、危険だからって」
醒めるなら、それは夢
恋で死ぬ。かもしれません
恋で死ぬ。かもしれません
醒めるなら、それは夢
恋で死ぬ。かもしれません