醒めるなら、それは夢 31. 第2章|1938年・ハンブルク
何を言おうとしているのかもしくは言うまいとしているのか、ユリウスの問いかけにニコは呆気にとられたように口をぱくぱくとさせた。しばらく目を白黒させてようやく言葉を発するが、それは質問に答えるものではなかった。「ど、どうしたのユリウス。急に変な話して」こんなにあわてた様子のニコは今まで見たことがない。だが、ニコが動揺すればするほどユリウスはむしろ落ち着き、強気になってしまう。
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢