醒めるなら、それは夢 16. 第1章|1947年・ウィーン
「ただいま。あれ、君また来ていたのか」帰宅したニコは、ラインハルトの姿を認めると呆れたように言った。しかし少年も負けてはいない。「もう帰るところだよ。ニコはやきもち焼きだからね」「また、訳のわからないことを言って」ニコがまともに取り合わずにいると、ラインハルトは床から拾い上げた十字架を大切そうにポケットにしまい、カバンを肩にかけた。すれ違いざまには悔し紛れのだめ押しも忘れない。
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢
悩める童貞と魔法のカップホール
醒めるなら、それは夢
醒めるなら、それは夢