まぶたに蜜|心を埋める(番外編)

3.栄

案の定、行為の後に疲れて二度寝してしまい、目を覚ますと昼過ぎだった。これだから朝からセックスなどするものではない、と思いつつも「適度な運動と十分な睡眠」の効果は抜群で、激務で疲れ切った体も一気に回復したような気がした。 起き出して、昼食にしても遅すぎる食事をとりながら羽多野は映画...
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予告より遅くなってしまいましたが「まぶたに蜜」の続きを更新しました。今週は旅ですが、毎度の如くわたしの一人旅は「ホテルやカフェでダラダラする」が目的の多くを占めているので更新はできる限りすると思います。ていうかとりわけ今は、食事する場所も選ばなければいけないし人混みも避けなきゃい...
まぶたに蜜|心を埋める(番外編)

2.栄

「……それとこれとは関係ありません」 ほとんど反射的に言い返しながら、栄は思う。こうして後になって恩を売るくらいなら、昨晩無理やりにでもやってくれたほうがましだったのに。そもそも栄が嫌だと言っても、自分の欲望を抑えられないときは強引にその気にさせようとするのが常なのに、なぜ昨夜に...
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拍手&コメント御礼

金曜に「まぶたに蜜」の続きを、と予告していたにもかかわらずイレギュラーなブツをアップしてしまいすみません。今日偶然見かけた記事(寄生されたセミが腹部を失って、雌雄問わず交尾しまくって死ぬ話)に触発されて帰りのバスの中でぽちぽち打っていた妄想です。珍しくメリバっぽい話ですのでご注意...
読み切り短編

Massospora hominis

 瀬尾の右手の指先は白く石灰質に変わり、爪だった部分からは既にほろほろと白い粉がこぼれている。左手はもっとひどくて、もう手首あたりまで真っ白になっていた。 どこからどう見てもこれは、「Massospora hominis」通称〈M〉の症状。テレビや写真では嫌というほど見てきたが、実物は初めてだ。しかも——誰よりも仲の良かった親友がこんな姿になるだなんて。