心を埋める 19. 尚人
一体何が気に食わないのかわからないが、一夜明けても栄の機嫌は直らなかった。寝室から出てくるときには既に小脇にラップトップを抱えていて、そのままダイニングテーブルに座りこむと尚人が入り込めない結界を築いた。結界――栄が家で仕事するときの状態を、尚人は密かにそう呼んでいる。
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