恋で死ぬ。かもしれません 30. アカリ、襲撃
「なんだ、やっぱり酔ってるじゃないか」玄関先に現れたアカリを見て、蒔苗は呆れたように言った。それは決して誤解でも間違いでもない。今から行くと威勢良く電話を終えて、勢い込んで終電で蒔苗のマンションの最寄駅まで来たものの、当初の興奮が冷めるにつれて本当にこれで良いのかという不安が湧き上がる。アカリは、再びテンションを上げるために近所のコンビニで適当に度数の高価そうな酒を買い漁り、店先でぐっと一本飲み干してからここにやってきたのだ。
